○中央広間の銅像

 

 

   中央広間には、板垣退助、大隈重信、伊藤博文の銅像があります。これは、昭和13(1938)に大日本帝国憲法発布50年を記念して作られました。すなわち、議事堂竣功時の昭和11年(1936年)には存在せず、その後に備え付けられたものです。

 

 

参議院では「板垣退助は明治の初めに国会の開設を求め自由民権運動を起こし、日本で最初の政党である自由党の党首をつとめました。大隈重信は日本で最初の政党内閣の総理大臣で、立憲改進党の党首として議会政治確立のため活動しました。伊藤博文は日本で最初の内閣総理大臣であり、初代の貴族院議長です。大日本帝国憲法の起草の中心的役割を果たしました。」「ところで、4つ目の台座には銅像がありません。これは、4人目を人選できず将来に持ち越されたといわれています。また、「政治に完成はない、未完の象徴」という意味もあるといわれています。」」と説明しています。これは参議院のホームページにも記載されています。

 

この4つ目の台座ですが、開会式の時はどうなるか知ってますか?

 

 実は、開会式の時には、この4つ目の台座には、松の盆栽が置かれます。

 昭和35年(1960年)の第35回臨時国会から置かれるようになったと言われています。