〇予算委員会で公聴会が決まると、、、
国会法第51条は、「委員会は、一般的関心及び目的を有する重要な案件について、公聴会を開き、真に利害関係を有する者又は学識経験者等から意見を聴くことができる。」とし、第2項で、「総予算及び重要な歳入法案については、前項の公聴会を開かなければならない。但し、すでに公聴会を開いた案件と同一の内容のものについては、この限りでない。」としています。
この第2項にあるように、総予算の審査では、公聴会を開かなければなりません。
公聴会をいつ行うかは、総予算の採決時期にかかわりますので、与野党で様々なやりとりがなされます。
公聴会後の衆議院予算委員会動きを見てみましょう。
第190回国会での平成29年度総予算3案の衆議院予算委員会での審査。
平成28年2月24日(水)に公聴会。
2月25日(木)に分科会。
2月29日(月)に外交、国民生活等に関する集中審査
3月1日(火)に締めくくり質疑、組み替え動議、討論、採決。
(同日、衆議院本会議に緊急上程、採決。可決し、参議院に送付。)
第193回国会での平成30年度総予算3案の衆議院予算委員会での審査。
平成29年2月21日(火)に公聴会。
2月22日(水)と23日(木)に分科会。
2月24日(金)に安倍内閣の基本姿勢に関する集中審査。
2月27日(月)に締めくくり質疑、組み替え動議、討論、採決。
(同日、衆議院本会議に緊急上程、採決。可決し、参議院に送付。)
衆議院の予算委員会は、通常8つの分科会に分かれ、それぞれの担当する省庁の予算についての質疑を1日半程度行います。(衆議院規則第97条「予算委員会及び決算行政監視委員会は、その審査の必要によりこれを数箇の分科会に分かつことができる。各分科会には主査を置き、その分科員がこれを互選する。」)参議院においては、「委嘱審査」が行われます。
第196回国会において、衆議院予算委員会は、平成31年度総予算3案審査の公聴会を2月21日(水)に行うことを決めました。・・・昨年の例によると、参議院に予算が送られるのは、、、。
(下に、公述人公募のお知らせ(部分)を書き写してみました。)
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