○内閣の誕生・親任式

 

内閣の総辞職や総選挙の後、新しい内閣が誕生すると、皇居で「親任式」が行われます。天皇陛下が国会の指名を受けた内閣総理大臣を任命される儀式です。この場合、衆・参両院の議長が侍立(じりつ)し、天皇陛下から任命する旨のお言葉があった後、前内閣総理大臣から官記(任命書)が伝達されます。このように両院議長の出番があります。

 

 

 

内閣の改造の際に皇居で行われるのは、「認証官任命式」です。任免につき天皇の認証を必要とする国務大臣その他の官吏(認証官といいます)の任命式です。任官者は、内閣総理大臣から辞令書を受け、その際、天皇陛下からお言葉があるのが例です。国務大臣、副大臣、内閣官房副長官は認証官で、大臣政務官は認証官ではありません。「認証官任命式」では、両院議長の待立はありません。