〇会派所属議員数

 

国会召集前に、会派所属議員数を確定させ、それに基づき、委員長や理事、委員から控室、面会記章等まで配分を決めます。

平成31年1月、参議院では、第198回国会(常会)召集直前に統一会派の動きがあり、召集後にも動きがある可能性の中で、召集日はとりあえず図の数字で迎えることになりました。
第2会派、第3会派、第4会派が、25、24、23人と1人差だったのが、27、27、25人となってます。
議院運営委員会の理事の人数は、第1会派が3人、第2会派か2人、それ以外は1人ですが、このままでは第2会派が2つあるので、3人、2人、2人、他は1人となるということになりました
また、本会議の質疑時間は、他会派は10分の時に野党第一党には15分と配慮されて来ましたが、2つの野党会派の人数が並んでいますので、15分が2会派となります。
参議院選挙の前の国会では、往々にして会派の変動がありますが、これほど会派の順番が変わる動きが、それも召集直前にあるのは珍しいと言えましょう

常任委員会の理事の配分等、召集前日では決めきれないものも多々ありました。
このように、国会のルールは、野党への配慮も含めて、会派所属議員数がベースになっているので、会派所属議員数の差が小さい状況では、1人の議員の動きが、いろいろと影響を与えます。